ニキビにおけるセルフトレンチノイン治療は効果もリスクも高い

ニキビ治療薬

劇ディフェリンゲル0.1%のおかげで、ニキビの数自体は減ったものの、ニキビ跡が残ってしまった20歳の頃。

ニキビ跡を綺麗にしたくて受けたハーバルピールの次に、ニキビ跡のケアとして見つけたのがトレンチノインでした。

私の経験上、トレンチノインは自己判断で使うのは本当にオススメできません。

この記事では私が自己責任でトレンチノインを使っていた頃の経験談をお話しさせていただきますね。

※2014年5月当時の出来事です。現在とは異なる場合もあるので、ご了承ください。

トレンチノインとは?

トレンチノインはビタミンA誘導体の一種で、FDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されたニキビ治療薬として一般的にアメリカでは使われています。

ニキビに対して大変効果が高い薬とされていますが、その分副作用も強いせいか、残念ながら日本では保険適用外の治療薬になっています。

このトレンチノインの作用には皮膚のターンオーバーを促進する作用・皮脂分泌の抑制作用・メラニン色素を排出する作用などがあります。

ビタミンAは私達の血液中に含まれているので、トレンチノインの塗り薬を使ってアレルギー反応を起こすことはめったにないそう。

トレンチノインの入手方法

トレンチノインクリームを入手するには、私が知る限り、①個人輸入代行や海外の通販を利用するか、②美容皮膚科や美容外科で処方してもらうかの2通りです。

私は①の方法で入手しました。

個人輸入代行で有名なオオサカ堂さんを通して安くトレンチノインクリームを購入しました。

当時の私が使っていたトレンチノインクリームはネオケア0.4%やスティーバA(↓)ですが、今では販売が終了していて購入することはできません。

記憶があいまいですが、濃度によって値段が変わり、1本1000円から2000円の間で購入していました。

②の方法で手に入れる場合、トレンチノインクリームは普通の皮膚科では処方してもらえない可能性があるので、美容皮膚科や美容外科で処方してもらう(自費診療)のが一般的。

トレンチノインクリームを処方してもらう際は、診察代を含めての処方代となるので、①の方法で入手するよりもかなり高額です。

再診料もかかる上に、月に何度か通院しないといけないので、病院が遠ければ交通費など、それなりに費用がかかってきます。

また、①と同様にトレンチノインの濃度によっても、値段が変わってきます。

当時、ハーバルピールで大金を使ってしまった後の私は①の方法でトレンチノインを手に入れるしかありませんでした。

トレンチノインの副作用

トレンチノインは他のニキビの塗り薬とは比べ物にならないくらいの副作用が顕著に現れます。

当時の私は半ばやけくそにトレンチノインクリームに手を出しましたが、今まで使ってきた劇ディフェリンゲル、ベンザックジェル(ベピオゲルのジェネリック医薬品)よりも強い副作用を経験しました。

トレンチノインで現れる症状をレチノイド反応と呼び、トレンチノインの典型的な副作用は次の通り。

載せている写真はスティーバA0.1%使用時のものです。

乾燥や皮むけ

トレンチノインクリームを使い始めて1番最初に出た症状がこの皮剥け。

トレンチノインクリームを使い始めて3~5日経った頃かな。

洗顔後にツッパリ感が出たり、保湿した後でもこのような皮剥けが起こりました。

写真でもわかるように、特に鼻の下や口の周りの皮剥けが酷かったです。

トレンチノインは超オイリー肌の私でも乾燥するくらいの威力がありましたね。

個人的にこの副作用で1番問題だったのはメイクをする時。

メイク前にどんなに保湿しても乾燥が改善されず皮むけが起こしてしまうので、ファンデーションがヒビ割れてしまい、数時間もたたないうちに汚く崩れてしまうんですよね。

当時の対策としてやっていたことは、むけた皮を保湿力の高い洗顔シートで拭きとってからリップクリームやヴァセリンなどの油分で皮むけを抑えてからメイク直しをしていました。

乾燥肌の方は洗顔シートを使うとヒリヒリしてしまう可能性があるので、乳液を含ませたコットンで皮を拭き取る方が良いかもしれません。

皮膚の赤みやヒリヒリ感

乾燥や皮むけの次に出てきたのが赤みやヒリヒリ感。

トレンチノインクリームを使い始めて5~7日目でした。

ヒリヒリ感と一緒に皮膚がツッパりも感じたり・・・特に洗顔後や、保湿後、メイクをした後、冷たい空気や熱いお湯に触れた後に強く現れました。

なるべく肌を触らない・刺激しないようにすれば良いかと思います。

この赤みに関してはコンシーラーがなくても、意外とファンデーションだけで隠せますよ。

ビニール肌

写真を見て、セロハンテープを貼っているかのようなツヤがある部分がビニール肌です。

ビニール肌は言葉のとおり、ビニールのようにツルっとした皮膚で、時にはヒリヒリ感を伴う場合があります。

私の場合、トレンチノインクリームを使っていくうちに顔、胸、背中すべてがビニール肌になってしまいました。

劇ディフェリンゲルやベンザックジェルを使い続けても、この写真レベルのビニール肌になったことはありません。

ビニール肌は肌が敏感な状態になっているので、お湯や化粧水で沁みてしまいます。

ビニール肌から元の皮膚の状態に戻すには、トレンチノインクリームの使用を一旦中断しないとなかなか元に戻りにくいです。

トレンチノインクリームを使用中は起こるべく症状でもありますが、使う量や濃度の調節をすることで防げます。

以上が、トレンチノインによる副作用の典型例でした。

トレンチノインの濃度

私が使用していたトレンチノインの塗り薬を参考に、トレンチノインの濃度を紹介します。

今でもオオサカ堂さんで販売されているトレンチノインはエーレットジェルで、これは22歳の頃に使っていました。(2020.3.24時点)

以前使っていたスティーバAはトレンチノインクリームだったのに対し、こちらはトレンチノインジェルとなっていて、クリームよりもジェルの方が皮膚に浸透しやすいという情報からジェルを選んで購入しました。

エーレットジェルのトレンチノインの濃度には0.025%、0.05%、0.1%があります。

エーレットジェル 0.025%

濃度が高くなるにつれてジェルの色が黄色くなっています。

0.025%ではほぼ白色で、0.1%になるとかなり濃い黄色でした。

トレンチノイン初心者の方はエーレットジェルでいうと、とりあえず1番濃度が低い0.025%から始めることをオススメします。

顔のみの使用なら、ニキビに対しては0.025%でも十分効果があります。

当然ですが、濃度が高いほど副作用も強く出ます。

最初は肌の赤みや皮むけに戸惑うと思うので、慌てずに低濃度のトレンチノインから始めた方が赤みやヒリヒリ感が出ないように調節しやすいですよ。

エーレットジェル 0.05%

先ほどの0.025%と比較すると、

写真ではわかりにくいですが、0.05%の方が黄色が少し濃い。

トレンチノインの長期使用は耐性がつくので、0.025%が肌に慣れてトレンチノインの反応が鈍くなったら、0.05%に濃度を上げていきます。

エーレットジェル 0.1%

濃度が0.1%のものは顔よりも身体向けですが、もちろん顔にも使用できます。

顔に使用する場合は、ニキビ跡やシミのケアで使うことが多いかと思います。

顔の皮膚よりも厚い胸や背中に出来たニキビについては濃度が高い0.1%でもトレンチノインの作用が発揮されない場合があります。

私の経験上、背中ニキビには十分に効果を発揮してくれましたが、胸ニキビにはそれほど効果はなかったですね。胸ニキビにはむしろ劇ディフェリンゲルやベンザックジェルの方が効き目が良かったです。

トレンチノインとハイドロキノンの併用

美容皮膚科でニキビ跡やシミ治療する場合、トレンチノインと共にハイドロキノンを併用するのが一般的な方法とされています。

この記事ではハイドロキノンについて詳しくは触れませんが、トレンチノンを使用するにあたり、ニキビ跡改善に効果がある方法として有名なトレンチノイン・ハイドロキノン東大式の塗り方を知りました。

トレンチノインを使用した当初はトレンチノインのみ(スティーバA)で、エーレットジェルを使い始めた22歳の時にこの東大式のやり方に沿ってハイドロキノンを併用していました。

ハイドロキノンが肌に合う人と合わない人がいると聞いて、最初はトレンチノインのみでやっていましたが、肌の赤みや色素沈着がいつまでも消えないことをきっかけにだいぶ後になって、ハイドロキノンを使うことにしましたが・・・

結果としてハイドロキノンは私の肌に合いませんでした。

使い方を工夫しても、ハイドロキノンを塗るたびにニキビと赤みが増えていって大変だったのを覚えています。

トレンチノインを使用した感想

トレンチノインを使うタイミングは1日1回、夜のスキンケア後に塗っていました。

私は化粧水で肌を保湿してから、ニキビやニキビ跡部分に薄く塗り広げていました。

トレンチノインの注意点

ニキビ治療中でも同様に紫外線対策は必須ですが、特にトレンチノイン使用中は徹底的に日焼けしないように気をつけていました。

外出時には必ずSPF30 PA++以上の日焼け止めをしっかり塗ってからメイクをしていました。出先でも、日焼け止めを塗り直したりも。

家でもカーテンを閉めて、できるだけ直射日光は避けていました。

スティーバA0.1%を使用していた頃

トレンチノインクリーム0.1%を使用していた当時の写真を載せます。

ちなみに、私は即効性を期待していきなり0.1%の濃度から始めました。

あごニキビの変化が1番わかりやすかったので、1週間分の経過写真です。

▲2014年6月3日

▲2014年6月4日

▲2014年6月5日

▲2014年6月6日

↓ 3日後

▲2014年6月9日

実はトレンチノインクリームを使用している間は永遠とこの写真の繰り返しでした。

ニキビが出来ては化膿ニキビまでに悪化し、炎症が治まると今度は跡が残り・・・。

もうニキビの無限ループ状態に陥っていましたね。

本来の目的であるニキビ跡を薄くするつもりが、逆にニキビ跡を増やしてしまいました。

トレンチノインのみの使用では、ニキビ跡を薄くするのが難しいとわかりました。

止めどなく溢れ出てくるニキビに恐怖を感じたので、半年後には使用を中断して再び皮膚科を受診し、劇ディフェリンゲル0.1%の使用を再開しました。

そして、2年後の22歳の頃に、再びトレンチノイン(エーレットジェル)を再開しました。

自己責任によるトレンチノイン使用の反省点

今だから言えることですが、少々高額になっても美容皮膚科や美容外科でトレンチノインを処方してもらって、医師の管理下で治療を受けたほうが良いように思いました。

トレチノインのような副作用の強い薬を医学的知識の乏しい素人の私が簡単に扱えるものではなかったです。

ちゃんとした医療機関で自分に合った濃度のトレンチノインを処方してもらった方が、慣れない副作用でパニックになっても医師の適切な指示を仰げるし、何より医師の指導の下で治療を行なうので安心して治療に専念できるかと思います。

正直なところ、自己責任でトレンチノインを使用していた時は常に不安でいっぱいでした。

ただでさえ、ニキビやニキビ跡のせいで気持ちが不安定になりやすいというのに・・・。

1番心配だったのが、トレンチノインの使用期限。

トレンチノインは不安定な物質ということで、1~2ヶ月に1度、新しい物に変えないといけないそうですが、スティーバAやエーレットジェルに関しては注意事項の記載(英文)にそういった記述を見つけることが出来ず・・・。

気にしながらも冷蔵庫保管で1本を数ヶ月間使っていました。

自己責任で入手した物なので、困った時に誰にもアドバイスを求めることが出来ないんですよ。

個人輸入で手軽に安く手に入れた場合は、それなりに高いリスクを伴うことも覚悟の上で自己責任で使用してください・・・。

以上が私のトレンチノインの経験談でした。

ではでは。


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