長年のニキビとの闘いを終わらせる旅に出ることにした時の話!
ニキビに悩み続けて十数年。
一般の皮膚科での治療を制覇してきたが、
最後の切り札とされるイソトレチノイン治療(ロアキュテイン)を受けることにした。
今回の記事では、
イソトレチノイン治療に至るまでの経緯のみ話して、
今後は7か月間の治療記録を更新していくつもり。
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ずっと躊躇していたニキビ治療を遂に始めたのは2018年、当時24歳の時。
イソトレチノインとは?
ロアキュテインは薬の名前(商品名)で、
主成分のイソトレチノインと呼ばれるビタミンA誘導体が入った内服薬。
ビタミンA誘導体はあまり馴染みがないと思うけど、
過去記事で紹介したトレチノインもビタミンA誘導体の一種。
美容やスキンケアに関心のある人なら、
トレチノインなら知っているかもしれない。
ビタミンA誘導体には肌のターンオーバーを促進する効果があり、
イソトレチノインは、皮脂の分泌を抑制する作用や
ニキビの原因であるアクネ菌の増殖を抑制する作用があるそうだ。
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ニキビ治療の先進国であるアメリカでは、
一般的なニキビ治療として使われているそうだ。
ロアキュテインの服用による効果はニキビが治るだけでなく、
皮脂が減ったり、毛穴が小さくなったり、肌の表面がツルツルになったりと、
美肌に大きく貢献してくれるらしい。
ロアキュテインの購入先と値段
ロアキュテインを処方してもらえる病院は、
美容皮膚科などの美容クリニックが主な入手ルート。
残念ながら、保険適用ではなく自由診療にあたるので、
一般の皮膚科ではまず手に入らない。
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それ以外で個人輸入や海外通販サイトでも入手可能な薬ではあるが、
自己判断で扱うにはリスクが高い薬なので、
私は絶対にオススメしない。
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イソトレチノイン治療期間中に数か月に1回は血液検査も必要になるので、
必ず医師の指導や管理の下で適切に行なう方が絶対安心。
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値段はかなり高額で、病院によっては1錠あたりの値段に差がかなりある。
私が調べた限りでは、
ロアキュテイン1錠あたり、大体400円~800円程。
私は自宅から1番近くて、1錠あたりが比較的安い病院で処方してもらっている。
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イソトレチノイン含有量によっても値段が変わるが、
私の場合、1錠20mg、1日1回の服用で、1か月分13000円程かかった。
これに加えて、2か月に1回は血液検査代もかかってくる・・・。
イソトレチノイン治療の期間
治療期間として、1クールを6か月としている病院がほとんどだが、
私が通院した病院では1クール=5か月として、
最低5か月間(20週間)は継続治療ということだった。
この継続治療によって、その後3~5年間ニキビが出来にくくなる。
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ロアキュテインの服用によって内臓(特に肝臓)に問題がないか確認するため、
2か月に1度、血液検査があった。
イソトレチノイン治療を始めるまで
イソトレチノイン治療を受けるまでの経緯を語っていくけど、
それまでに一般の皮膚科で受けたニキビ治療(保険適用)については(↓)でまとめている。
⇒13年間ニキビに悩んだ私が改善しなかった一般皮膚科でのニキビ治療
私は中学生の頃から十数年間、ニキビに悩んでいた。
美容皮膚科で勧められた過去
大学を卒業してしばらく経った2017年頃。
23歳になった時点でも、
10代の時と変わらずニキビが出来続けて
依然として勢力を衰える様子がなかった。
そこで、美容皮膚科で無料カウンセリングを受けることにした。
目的はケミカルピーリングを受けるため。
これが初めての美容皮膚科だったかな?
私の中では、美容皮膚科は敷居が高くて行く勇気がなかなか持てずにいた。
が、そこで思いがけずに
美容カウンセラーにロアキュテインを勧められた。
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確か・・・それがすごくショックだったのを覚えている。
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イソトレチノイン治療自体は、大学在学中からすでに知っていた。
その時の浅はかな知識として、
イソトレチノイン治療は重症ニキビ患者向けの治療という認識だったので、
自分のニキビって、そんなにヤバいのか?!
という事実に気づかされたように感じた。
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なかなかニキビが治らないと思いながらも、
自分のニキビは重症のレベルではない、
ただ肌質がオイリーなせいで、
ニキビが悪化しやすくて治りにくいだけだと考えていたから。
自分のニキビのヤバさって、
案外気づかないものだろうか?!(私だけ?)
ニキビが酷い人と比べて安心していた部分もあるかもしれない。
10何年も続くレベルのニキビを
ヤバいと気づかない自分もかなりヤバイと思う・・・。
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その時はピーリング目的で訪れたので、
想定外の治療を提案された上に、
予算外の高額な治療だったため断念した。
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その美容カウンセラーいわく、
“あなたの今の肌の状態でピーリングだけやっても効果は薄い。
やるなら、まずはイソトレチノイン治療を始めてからだ”と。
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けっこうきつい口調&突き放す言い方をされたので不快だったけど、
この日のことをずっと忘れられずにいた。
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それから1年以上経った頃に、
イソトレチノイン治療に踏み切ることになった。
イソトレチノイン治療を受けたきっかけ
私がイソトレチノイン治療を躊躇していた1番の理由は、副作用。
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飲み始めて最初の数か月間は
一時的にニキビが悪化する可能性があると聞いていた。
この“一時的に”って、
どのくらいの期間を指すのか不安になった。
その数か月間には個人差があるようで、
1か月の人もいれば、
3か月、長くて半年の人もいるという状況だった。
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そのニキビの悪化の程度はというと、
ブログやyoutubeでイソトレチノイン治療中の人を見てみると、
かなり大きめの炎症ニキビが
顔中にボンボン出来る状態だったので、
見た瞬間私には無理だと心が折れてしまった。
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この悪化する期間の終わりがはっきりわかっているのなら、
その期間中はなんとか耐えられるけど!
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今以上に悪化したニキビを抱えながら、
今までどおりの生活を送ることに精神的にも耐えられるのか?
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仕事中でも思い出して、めちゃくちゃ悩んだ。
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しかし、
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そんな私を後押ししてくれたのがインスタ(instagram)だった。
私と同じように長い間ニキビに悩んでいて、
過去にイソトレチノイン治療を受けていた方の投稿だ。
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私は今まで治療中の写真ばかりを見ていたので、
イソトレチノイン治療後の姿に一切目を向けていなかった。
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ニキビが治っていくにつれて、増えていく笑顔の写真。
肌が綺麗になった途端に溢れ出てきた自信のある姿。
それを見て、
やっと治療に踏み込む勇気が出た。
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今のままでは一生ニキビに苦しめられるかもしれない、
この日々から抜け出すにはこのままでは絶対にダメだ、
ニキビが出来ない生活を送るには
もうこの治療に賭けてみるしかない、
そんな気持ちでいっぱいになった。
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そして、副作用に対する不安が一気に吹っ飛び、
イソトレチノイン治療を受けることを決心した。
イソトレチノイン治療開始
2018年8月24日からロアキュテインを飲み始めた!
1日1回、1錠を夕食後に飲むように指示された。
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ちなみに、私が行った病院は評判は良くなかった(その理由は後に書いている。
ただ、他院と比べて1錠あたりが安かったから決めたようなもの。
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初診時のことを話すと(↓)
先生の診察は超適当で、私の顔を一瞬だけ見て
『はい、ロアキュテイン処方ですね。
これを飲めばみるみるニキビが治っていくからね!』という感じで終わり、
イソトレチノイン治療の承諾書にサインして、
手短に副作用と注意点の説明をした後に血液検査をして、
1か月分のロアキュテインを処方していただいた。
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あるクリニックのサイトでは、
初診時に血液検査をして結果に問題がなければ
処方してもらえるのが一般的と書いてあったけど、
そこの病院では初診日にすぐに薬を出してもらえた(血液検査結果は1か月後)。
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ろくに患者の顔を見ない診察で、
血液検査の結果も出ていないうちに治療を始めるって・・・、
ある意味“慣れているんだな”という印象。
どこもこんな病院ばかりでないことを祈っています。
実際にそのクリニックのブログには、
イソトレチノイン治療を受けた患者さんの症例がいくつか紹介されていたので、
ニキビ治療では有名らしい。
イソトレチノイン治療で絶対にダメなこと
イソトレチノイン治療で絶対に気をつけなければいけないことは避妊。
担当の医師によっては、ピルを処方されると思う(私も勧められたが、断った)。
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(イソトレチノインに含まれている)ビタミンAを過剰摂取すると、
胎児への催奇形性の危険があることは知っている方も多いと思う。
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内服終了後も最低半年間は妊娠できないと説明を受けたので、
近いうち子供が欲しい人はそれを理解した上で
治療をするかしないかを選択しないといけない。
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その他の注意点としては、
副作用による乾燥対策や、(内服中は紫外線の影響を受けやすいため)日焼け対策、ビタミンAが含まれるサプリメントを飲まない、飲み合わせに注意が必要な抗生物質がある・・・などがあるけど、
追々更新する中で書いていく予定なので、ここでは省略。
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最後に、イソトレチノイン治療前の写真を晒す。
この時にはすでにニキビ、ニキビ跡ともに
自分の手には負えない状態にまできていた。
ニキビの炎症が広がって、顔全体の赤みも酷い。
おでこ以外はニキビとニキビ跡だらけで、
特にあごはしこりタイプのニキビが頻発して、
炎症ニキビや化膿ニキビが常にある状態だった。
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イソトレチノイン治療の経過は(↓)に続く。
今後イソトレチノイン治療を始めたい人や興味のある人は
今後の更新もぜひ読んでみて!
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ではでは。
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