当ブログの9割はニキビ治療の話だが、今回の記事は番外編!
ニキビとかなりかけ離れた内容になっているけど、ぜひ読んでほしい。
特に女性や子供には知っておいてほしい内容だ。
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2017年10月当時の話で、
タイトル通り、私が痴漢に遭った実話。
“昨日”と書いたが、実際はその出来事があった当日中に急いで書きあげた。
ここに残しておきたくて、当時のことをすべて事細かく書いてみた。
この記事は2017年10月22日当時に投稿して、2020年4月22日に再度リライトした。
2017年10月22日深夜に痴漢に遭遇した経緯
昨日、といっても今日の午前1時半頃に自宅のマンション内で痴漢に遭った。
その日は台風の影響で1日中大雨で、午後5時から午前0時までバイトがあった。
ちょうど昼のシフトから夜のシフトに変わって2か月が経った頃だった。
自宅からバイト先までは電車と徒歩で通っていて、
大体帰りは終電に乗って、自宅の最寄り駅には午前1時前に着いていた。
いつもは通らない帰り道
この日はお腹が空いていたのと、次の日が急遽休みになったこともあり、
いつもは寄らないコンビニに行って、食べ物を買った。
コンビニを出て、傘立てを見ると、自分の傘が盗られていたので、
仕方なく頭にタオルをのせて歩くことに。
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コンビニから家まで約10分。
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ここから先の道は暗い。
住宅街だが明かりがなく、極端に人通りが少なくなる。
晴れた夜は星空を眺めながら、キョロキョロして歩くことが多いが、
ザーザーの雨の中だったので、足早に歩いていた。
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この日はちょっと異様?というか、不思議だった。
夜中なのに、エンジンかけっぱなしで駐車している車を何台か見かけた。
一度、暴走族の集まりに遭遇したぐらいで、
この時間帯に人や車とすれ違うことはあんまりなかった。
いつもは車なんてないのに、珍しいなあ・・・と眺めつつ。
バイト中のミスを思い出して、ボーっとしながら歩いていた。
マンションの住人かと思いきや
自宅のマンション敷地内に入った。
エントランスを通った時に、後ろに誰かいることに気づいた。
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あれ??
マンションの人かな??
こんな時間帯に会うなんて珍しいなぁ・・・。
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と思った瞬間、
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私の方に向かって走ってきて、いきなり後ろから抱きつかれた。
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抱きつかれてギャーッと叫ぶ私の胸を直に触わってきて、
もう一方の手で私の口を塞いだ。
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落ち着いた低い声で、
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お と な し く し ろ
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と言われたが、それでもひたすら叫び続けた。
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床に伏せる体勢で、
お願いですからやめてください、と何度も言った。
が、その間、男は一切手の動きを止めない。
物音のおかげで危機一髪
しばらくして、
どこからか物音がしたせいで、その男は逃げていった。
逃げた後ろ姿を見たが、顔は見ていない。
おそらく、その男も私の顔はわからないと思う(暗かったし、マスクをつけていたから)。
後ろ姿と逃げ方から、比較的若い人だろう。
そして、抱きつかれた時にガタイの良さからも、それほど年配の人には感じなかった。
痴漢男の割り出し
直後はパニックで泣いてばかりいたけど、後から冷静になって考えてみた。
どこからつけられていたのかわからない
男は、あの大雨の中、一体どのタイミングでついてきたのか。
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傘を持っていなかったこと、
身体に触れてきた時に濡れていなかったこと。
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私の推測だけど、
おそらく車の中にいたのではないか?
マンション内にも駐車場があるので、そこに車を止めていたのかも。
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最悪、考えたくはないが、同じマンションの住人の可能性もある。
しかし、私が歩いていた時にそばを通った車が1台もなかったので、
途中で見かけた駐車中の人達ではなさそう。
防犯カメラの前で襲われた
疑問に思ったのは、
なぜ歩いている最中には襲わず、マンションに入ってから襲ったのだろうか。
マンションの中は響きやすいので、叫ぶと気づかれるかもしれないのに・・・。
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しかも、
襲われた場所はマンションのエレベーター付近で、
目の前に防犯カメラがあったのだ。
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それだったら、人通りの少ない道を歩いている時に襲った方が良くないか?
最初からマンションの敷地内に潜んでいて、周囲の状況を伺っていたと考えると余計に恐ろしいが。
深く考えなくても単純に、たまたま私が一人でいるのを見かけて、
絶好のチャンスと思って、襲ってきただけかもしれないけどね。
衝動的な犯罪だとしたら怖い。
男が逃げた物音の正体
夜中なので、叫んで助けを呼んでも誰も来てくれなかった。
ただ、男が去って静まり返った時に近くの部屋のドアが開いて、
その隙間から顔を覗かせて私に尋ねてくる女性がいた。
その人はおそらく一部始終を聞いていて、ドアを開けるのも怖かったはず。
叫んでいて気づかなかったけど、物音の正体はきっと彼女だったのだろう。
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恐る恐る彼女は私に話しかけてきました。
警察に行ってくださいと、一言。
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その時は冷たく感じた言葉だけど、
あの物音がなかったら、私はヤられていたかもしれない。
この出来事がきっかけで、
自分の身は自分で守らないといけないと思い知らされた。
夜道の痴漢対策として有効な方法
このことを通して私が身をもって感じたことは、
自分の防犯意識の甘さ、警戒心のなさ、自己防衛のなさ。
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どんなに防犯しても避けられないこともあるが、私はこれらすべてが欠けていた。
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痴漢に遭って以降、夜のシフトで働くのは止めた。
しばらくは、今まで歩いていた道や外に出ることさえ怖くなってしまった。
仕事終わりに人と会うことも、今では避けている。
元々夜道を歩くことが好きだったのに、今では遅い時間帯はダッシュで帰るようになった。
痴漢に遭った後、夜道の痴漢対策を調べて、その中で効果的だと思う方法をいくつか選んでまとめてみた(↓)
帰りが遅くなる場合は、徒歩で帰らない
最寄駅から自宅まで短い距離でも、自転車やタクシーを使う。
駅前のタクシーを利用して、できるだけ一人で夜道を歩くことは避けた方が良い。
どちらかというと、自転車よりも家の前で降ろしてくれるタクシーの方オススメ。
私のマンションだと自転車置き場がある場所まで、
どうしても駐車場を通らないといけないので、
車の中に連れ込まれないように、止まっている車のそばも通らないほうが良い。
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お金よりも自分の命を守ることが大切!
常に警戒しながら歩く
自転車や電車、車から降りてから家に入るまでは歩くはず。
自宅から数メートルでも気を抜かずに、警戒しながら家に入るようにする。
人通りが多い道や街灯が多い道を通る
昼夜関係なく、人通りの少ない場所や暗がりで周囲から死角となる場所は、
変質者や不審者が寄り付きやすいので、人通りが少ない裏道は絶対に避ける。
田んぼや畑のある道にも気をつけて!
肌を露出した服やボディラインが強調された服を着ない
痴漢に遭った当日の私の服装は、
首周りがすっきりしていて、身体のラインがわかる生地の薄い半袖を着ていて、作業着用のズボンを履いていた。
全身黒色で目立たない恰好をしていたので、痴漢が好みそうな服装ではなかったはず。
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このことから、服装関係なく、変質者は襲ってくる可能性がある。
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なので、夜は極力肌の露出を控えた方が良い。
Tシャツ1枚で出歩くより、
その上にパーカーやコートを羽織ったりして肌を見せない方がより安全。
防犯ブザーは1つではなくて、大量に持つ
防犯ブザーは1つよりも何個か持っていた方が、
より周囲に異常がある・危険がある・緊急性がある、ということを音で伝えられる。
小学生の子供がランドセルにたくさんつけているのを何度か見かけたことがあるが、そういう理由だったのかと納得した。
痴漢に遭ってから、私は人通りの少ない暗い道を通る時は、
手のひらに防犯ブザーを握りしめて歩いている。
大人が防犯ベルを持つのは恥ずかしいかもしれないけど、
自分の身を守る大事なアイテムだ。
カバンから鍵を出しやすいようにする
夜道だけではなく、マンションの出入り口や部屋のドアの前、家のドアの前で、
カバンから鍵を探している時に、後ろから襲われる可能性もある。
なので、鍵はカバンからすんなり出せるようにしておくと良い。
痴漢に遭った時は、大声で周囲に助けを求める
もし痴漢に襲われた場合、
周囲に助けを求める時は“助けて”と叫ぶよりも、
より具体的に“警察を呼んで”“110番”の方が、周囲に即状況がわかるので良いらしい。
たとえ誰も助けてくれなくても大声を出した方が、
相手への威嚇にもなるし、もしかしたら誰かに気づいてもらえるかもしれない。
怖くて声を出せないかもしれないけど、
勇気を振り絞って、諦めずに出せるだけの声を出してください!
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自分の身は自分で守る意識を強く持って!
逆恨みが怖くて被害届は出さなかった
私は実家に住んでいるので、帰ってすぐに家族に話した。
痴漢に遭った直後は、不安と恐怖に支配されている感覚に襲われていた。
コンビニで買ったごはんを食べても味がせず、
寝ようとしても何度も何度もあの時の状況が頭に浮かんで眠れなかった。
せっかくの休日も、警察に被害届を出そうか1日中迷っていて、それ以外は何もする気が湧かず。
逆恨みされることもあるようで、怖くて被害届を出すのに抵抗があった。
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今回は大事には至らなかったが、
もし凶器を持っている痴漢魔だったら・・・と考えるだけで恐ろしい。
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まさか自分が痴漢に遭うなんて・・・
一生経験することはないだろうと、他人事のように感じていたのに。
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性犯罪被害相談の窓口に電話(後日追記)
悩みに悩んで考えた末、その翌日警察に匿名で相談した。
性犯罪被害相談にのってくれる窓口に電話をかけたところ、女性警官が対応してくれた。
痴漢に遭った状況を詳しく説明した後に、
被害届を出そうか迷っていることを話したところ、
被害届を出さなくても、事件として調査してくれるそうだ。
ただし、その場合は最終的に被害届を出すという形になるようだが。
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私が被害届を出すことを躊躇している1番の理由は、犯人の逆恨み。
しかも自宅のマンション内で痴漢に遭っているため、
警察側がこちらの情報を伝えなくても既に自宅を知られている。
犯人からすれば、私が誰なのか、すぐに特定できる可能性が高い。
その女性警官には、“被害届を出す場合は、最終到着点を考えておく必要がある”と言われた。
つまり、被害届を出すだけでは終わりではないということで、
安易に被害届を出すこともオススメできないようだった。
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結局、私は被害届を出さない代わりに、
地域のパトロールを強化してほしいことを念押しして、話を終えた。
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万が一、被害届を出す場合の話もしてくださった。
供述調書という書類を作成する上で、
被害に遭った時の状況を詳しく説明して、
話に基づいて、その時の状況をダミー人形で再現するそうだ。
当時の私は、電話越しであの時の状況を話しているだけでも、声や身体が震えて仕方がなかった。
それを警察官を目の前にして対面で話すのがどんなに勇気がいることか・・・。
少なくとも、これも私が被害届を出さなかった理由の一つになった。
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一体、この世の中に性犯罪を犯す人間に、
どれだけの被害者が泣き寝入りをする羽目に遭っているのだろうか。
事件として捜査してもらうにせよ、
被害者にとっては精神的な負担を伴う苦痛なやり方でしかない。
当時のことを思い出したくないが、
このまま犯人を野放しにしてしまうのが本当に悔しいし、憎い。
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この出来事を心に留めて、
自分の身は自分で守る意識を日々忘れないように、
気を強くもって生きていくことを自分に誓った。
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皆も気をつけてね!
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ではでは。
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