今回はニキビ歴13年の私が過去に使っていたニキビ治療薬(塗り薬)について話していく!
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その中でも、1番使用歴が長くてニキビが改善した
ディフェリンゲルとベンザックジェルを紹介。
この子達でニキビを完全に治すことは出来なかったけど、
かなりお世話になった。
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ディフェリンゲルとベンザックジェルは、
有効成分は違えど、
ニキビに対する作用や使用方法がとても似ているニキビの治療薬なので、
実際に使用した感想を含めて、両者を比較しながらまとめてみた。
ディフェリンゲル0.1%を使った感想
まずはディフェリンゲル0.1%から。
今から7年前の2013年、当時19歳の私。
ブログでは(↑)の写真をよく使いまわしている。
この時期が過去MAXでニキビが酷くて悩んでいたから、
当時のことはよく覚えている。
ディフェリンゲル0.1%は当時新しく通い始めた皮膚科でもらった。
処方されたタイミングは、
2か月間抗生物質を服用して、
ある程度ニキビが落ち着いた状態になってからだった。
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当時の私の精神状態が本当に危うくて・・・、
ディフェリンゲルを使えば、
初期は副作用でさらにニキビが悪化する可能性があったので、
その状態を私が耐えられるのか、
先生が心配して処方を渋ってしまったので、
とりあえず、抗生物質で一旦ニキビの炎症を抑えてからディフェリンゲルを使おうという話になった。
それから徐々に抗生物質から離れるために、
途中からはニキビ治療用の漢方薬(ツムラの荊芥連翹湯)を飲み始めた。
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そして、2か月後にディフェリンゲル0.1%を使い始めることに。
処方される前に使い方、注意事項、副作用などの説明をしっかり受けた。
使い方は、ディフェリンゲル0.1%を1日1回、
夜のスキンケア後にニキビやニキビ跡、ニキビができそうな部分に塗る。
使う1回分量は人差し指の第一関節分なので、けっこう多め。
ディフェリンゲル0.1%の副作用
使用して1週間後には、
顔全体に赤み、痒み、ヒリヒリ感、乾燥といった症状が出て来た。
といっても、
乾燥はこの1日だけしか感じなかった。
肌が異常なくらいオイリーな私でも、
確かに普段よりは乾燥しやすかったかな?
でも、使い続けていくうちに肌が慣れてきて、いつも通りのオイリーに戻った。
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ただ、メイク中はすっぴんよりも乾燥しやすかった。
乾燥のせいで口の周りや顎のファンデが皮になって剥がれることが度々あったので、
この時期はメイクが嫌でたまらなかった。
メイク前にたっぷり保湿しても、全然意味がないくらい。
時間が経ったら必ずファンデが剥げるので、何度もメイク直しをしていた(涙。
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他にも日によっては、洗顔後に肌がツッパったり、化粧水が沁みたりすることもあった。
でも、ディフェリンゲルの副作用は、
私にとっては全然耐えられない症状ではなかった。
ディフェリンゲル0.1%使用中の紫外線対策
ニキビ治療中に関係なく、肌を守るために紫外線対策は年中必須。
ディフェリンゲル治療を始めた時期は9月半ばで、
紫外線がまだまだ強かったので、
外出する時は必ずSPF30 PA++以上の日焼け止めを塗るように指示されていた。
日焼け止めの種類によっては、
塗った直後はサラサラでも時間が経つとベタつくものも多かったので、
日焼け止めのせいで余計にニキビが悪化した時もあった。
日焼け止め以外にも、日傘を差していた。
ディフェリンゲル治療を始めて2か月後
ディフェリンゲル0.1%を使用する前(上)と、
使用して約2ヶ月後(下)の写真を比較すると(↓)
↓
使用前(上)はまだ抗生物質を服用中で、
実際はもう少し炎症が引いてからディフェリンゲル治療を始めた。
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写真でもわかるように、明らかにニキビの数が減っている!
ディフェリンゲルは1本15gで大体1か月はもつので、月1の通院で続けていた。
あまりに副作用が強く出てしまった時は一旦中断したり、
一刻も早く治したい時は(本当はやってはいけない)塗る回数や量を増やしたりと、自分で調整しながら使っていた。
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それでも、炎症ニキビが頻発した時はディフェリンゲルだけでは治りにくいので、
抗生物質の塗り薬や内服も併用したりして、
順調にニキビが出来にくい状態を維持していた。
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ディフェリンゲル治療を始めて半年後の20歳になった頃には、
ニキビの数は圧倒的に減ったものの、
その分残ったニキビ跡が気になるようになった。
ディフェリンゲル0.1%はニキビ跡に効果なし
ディフェリンゲルがニキビ跡に効果があるかどうか。
実際に皮膚科の先生に聞いたところ、
“長く使ってもニキビ跡には意味はない”と断言された。
それ以降は、
ニキビが出来そうな時にしかディフェリンゲルを塗らなくなった。
段々ニキビよりもニキビ跡が気になってきたので、
しばらくして有名なハーブピーリングを受けるためにエステに通い始めた。
⇒ニキビ跡改善目的でエステで有名なハーブピーリングを2回受けた時の話①
ディフェリンゲル0.1%は炎症ニキビ<初期のニキビに有効
使い続けていくうちにわかったことは、
ディフェリンゲル0.1%は炎症ニキビよりも、
本当に初期段階のニキビに効きやすいということ。
後々、ディフェリンゲルは初期のニキビに効果を発揮してくれる薬であると知ったが、
処方された時にはそんな説明をされた記憶はない。
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私の場合、もし抗生物質を使わずにディフェリンゲル治療を始めていたら、そんなに効果はなかっただろう。
それか、ニキビが改善するのにもっと時間がかかったかもしれない。
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結局のところ、炎症ニキビにはディフェリンゲルよりも
抗生物質の内服や塗り薬が1番効果があった。
ベンザックジェル2.5%を使った感想
一方で、ベンザックジェルを使い始めたのは
ディフェリンゲルと出会ってから約4年後。
2017年4月で当時23歳。
ベンザックジェルは
個人輸入で購入したベピオゲルのジェネリック医薬品。
ベピオゲル(2015年)は、
ディフェリンゲル(2008年)よりも後に日本で認可されたニキビ治療薬で、
一般の皮膚科や美容クリニックで処方してもらえる。
大学院の皮膚科医教授にベピオゲルを勧められて
きっかけは大学院に進学するために研究室訪問をした際、
そこの研究室長(皮膚科医)とニキビ治療の話になってベピオゲルを勧められたから。
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ベピオゲル自体はかなり前から知っていた。
が、ディフェリンゲルと同じだと思って避けていた。
でも、肌の専門家に勧められた以上、検討してみようと考え直した。
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その頃は皮膚科に通うのを止めていて、
再び通院するのが面倒だったので、
ベピオゲルのジェネリック医薬品を探すことにした。
そして、度々利用していた個人輸入の通販(オオサカ堂)で見つけたのがベンザックジェルだった。
有効成分の濃度が2.5%と5%の2種類があったが、
まずは低濃度の2.5%から試してみることに。
1本60gで2500円程だったので、
皮膚科でもらうベピオゲルよりも量が多くて長くもちそうな感じ。
薬の説明文が英語表記だったので、ベピオゲルの使用法を参考にして使い始めた。
使用方法もディフェリンゲルと変わらない。
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実際に使ってみた使用感だけでいうと、
ディフェリンゲル0.1%と大きな違いはなかった。
が、どちらかというと、
ベンザックジェルの方が抗生物質に頼らなくても、
ニキビの炎症を抑えてくれるように感じた。
なので、どんなタイプのニキビにも効果を感じたので、
ディフェリンゲルよりも長く愛用した。
ちなみに、ベンザックジェルは25度以下の場所で保管するようだ。
ベンザックジェル2.5%の副作用
ベンザックジェルの副作用も、ディフェリンゲルと変わらなかった。
その中でも、私の場合は赤みが1番出やすかった。
ベンザックジェル2.5%を塗った時の赤み(↓)
塗った翌日に赤みがすぐに出てきて、
写真よりも実物の方がもっと赤みが強かった。
ディフェリンゲルやベンザックジェルによる赤みはファンデだけでもある程度は隠せる。
が、メイク中は特に乾燥しやすく、崩れやすくなる(し、おまけに皮も剥ける)。
ニキビ部分以外に広範囲に塗ってしまうと赤みが広がりやすいので、
赤みを最小限に抑えたいなら、
ニキビにピンポイントで塗った方が良い。
私はベンザックジェルの方が
肌も乾燥しやすくて皮剥けも起こりやすかった。
連続使用した時よりも、たまに使った時の方が(↑)の状態になりやすい。
ディフェリンゲルとベピオゲルは保険適用のニキビ治療薬
ディフェリンゲルはアダパレン、
ベンザックジェル(ベピオゲル)は過酸化ベンゾイルが有効成分。
薬の作用機序などの難しいことは丸ごと省くけど、
どちらを使ってもニキビに効果を発揮してくれるのは間違いない。
ディフェリンゲルやベピオゲルは
一般の皮膚科でも処方できる保険適用のニキビ治療薬。
これらの薬が自分のニキビに効果があるかは
実際に使ってみないとわからないので、まだ試したことのない人はぜひ!
少なくとも私は試した価値があった。
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ただ、私のニキビは抗生物質や塗り薬では全然治らなくて、
最終的には2018年に受けたイソトレチノイン治療で改善した(↓)
⇒ニキビ歴13年の私がロアキュテインを服用までの経緯と心構え
今でもたまにニキビが出来る時はベンザックジェルを塗っている(常に1本常備)。
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私は今まで薬による重篤な副作用を経験したことはないけど、
ベピオゲルでかなり重めの副作用が出た人も中にはいるようなので、
全員が全員にとって安全なニキビ治療とは限らない。
治療にリスクは付き物だということは心に留めて欲しい。
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ではでは。
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