過去を振り返るたびに、
嫌な記憶しか残っていないことに本当にうんざりする。
その中でもいまだに許せない感情が沸くのは“勉強合宿”だ。
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私は受験のための勉強合宿に何度か参加したことがある。
中学受験の時は塾で、大学受験の時は高校行事で。
この高校の時の、大学受験の勉強合宿がきっかけで、
高校3年生の時に学校を中途退学した。
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受験失敗を経験した私が今更ながら感じた、
勉強や学習に対しての考えをここで伝えたい。
中学受験の勉強合宿の忘れられない最悪エピソード
大学受験の勉強合宿の話はもう既に話している(高3中退記事)ので、
ここでは中学受験の勉強合宿の話を書いていく。
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私はこの勉強合宿が屈辱的だった。
小学5、6年生の時に夏と冬に勉強合宿があって、
合計4回の勉強合宿に参加したが、
特に夏の3泊4日(もしかしたら4泊5日?)の勉強合宿がもう嫌でたまらなかった。
夏の合宿は某県の山頂付近の施設で行われた。
“腐った”牛乳でお腹を壊して先生に怒られる
毎朝出される牛乳とお腹の相性がめちゃくちゃ悪かった。
牛乳が腐っていたわけではなく、新鮮すぎたせいか?
いや、ここではどうにか腐っていたことにしておきたい・・・。
それは私だけではなく、
生徒の何人かが何度も授業中にトイレに立つほどだった。
そして、何かの教科の時に私が何度もトイレに立ったことがあって、
先生に物凄く怒られた。
舌打ちされて、
『お前のせいで授業が中断するやろうが!どうにかして止めてこい!』
私だってあの牛乳さえ飲まなければお腹なんて壊していないし、
普段、腹痛でトイレに立つこと自体なかった。
(心の声)あんたらが用意した牛乳のせいでなったんやろうがっっっ!
怒鳴る先生に震える声で言い訳をして、
念のために持ってきた整腸剤を飲んでやっと治まった。
牛乳を飲まなかったらこんなことは起こらなかったと思うが、
食事はお残し禁止だったので飲むしかなかった。
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私はこの怒られた経験があまりにも理不尽だったので、
いまだに根に持っている。
Y先生だったかな?名前は曖昧だが顔は覚えている。
黒髪でメガネをかけていて顔は骨ばっていて声がガラガラで前歯が腐っていた男の先生。
合宿中はこの先生にずっと目をつけられていて散々だった。
身体に合わない勉強机で全身が痛い
日中の教室と入浴後の教室が違った。
入浴後は畳の部屋?で低い机で正座して2~3時間程勉強しなければいけなかった。
正座はその当時は家でもよくしていたので慣れていたが、
机があまりにも低すぎて背中や腰が痛くて本当に辛かった。
この状態で勉強させるなんて本当に鬼だと思った。
次の日は身体が痛くてたまらなかった。
最終日のカツカレーを食べてバスで集団嘔吐
先にも話したように、合宿施設は山頂付近。
県を超えての山の中にあるので、
バスで3~4時間かけて最後に山道を何度もぐるぐる回って辿り着く。
これがもう強烈で酔い止めを飲んでも気持ち悪くなるほど。
つまり、帰りも同じ。
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この合宿は昼ごはんを食べてから帰る。
最終日に出てくる昼ごはんがなんとカツカレーでかなりヘビー。
多分、願掛けでカツカレーにしているのだと思う。
が、このせいで帰りのバスの中では集団嘔吐。
私は大丈夫だったが、何人かが嘔吐して大変そうだった。
もうちょっと消化に良いメニューを考えてあげれば良いのに・・・。
勉強合宿は塾の“売り上げ”のため
肝心な勉強合宿の授業は一切覚えていない。
多分、普段の塾での授業と変わらなかったからだろう。
実際に、こんなどうでも良いようなことしか覚えていないので、
ただ単に環境を変えて勉強しに来ただけ。
もし合宿疲れを取るための休みを作るくらいなら、
合宿は絶対に必要ない。
息抜きと称して1日勉強しないほうが相当なリスクだ。
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この記事を書くにあたって少し調べたが、
勉強合宿は塾の売り上げに貢献するものだと。
ますます勉強合宿が意味のないものと知った。
勉強合宿は“生徒のため”ではなかったことに心底幻滅した。
親も親で合宿に参加させとけば大丈夫なんて考えるのは馬鹿だと思う。
中学受験の勉強が人生で辛かったTOP10に入った
小学生の時の話なので、
正直なところ、
合宿の成果がちゃんと成績に反映されたかどうかは覚えていない。
あの頃はまだ自分に合った勉強方法をわかっていなかったと思うから、
与えられた課題さえちゃんとやっていれば、ある程度は成績が伸びたはず。
ただ、わざわざ勉強合宿を設けないといけないわけでもない。
普通に塾に拘束して勉強させれば良い。
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ただ、私は人生の中でよく頑張ったことの一つに入るのが、
この中学受験の勉強だ。
他人からすれば、
28年生きてきて大した経験をしてこなかったのだと思われても、
私にとっては必死で頑張ったことの一つ。
辛い時に乗り越える方法として、
私は過去にもっと辛かったことがなかったかを探す癖があるが、
必ずこの“合宿込みの”中学受験勉強を思い出す。
あの時ほど辛くて頑張った経験はないと。
睡眠時間を削って夜中の3時まで起きて課題をやっていた時も何度もあった。
小さな身体で本当によく頑張ったと思う。
当時の自分だけは褒めてあげたい。
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私はもうかなり前に頑張ることを諦めてしまった。
残りの人生は死ぬまでの過程にしかすぎないと思っています。
子供も家族も作りません、今のところは。
自分に合った勉強方法からブレないのが大事
勉強合宿は私にとって全く何のためにもならなかったと言い切ってしまいたい。
大学受験の時の勉強合宿が決定打だから。
むしろ、勉強がどんどん嫌いになった。
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そもそも環境を変えたら勉強がはかどった経験がない。
塾よりも学校よりも図書館よりも、
私は慣れ親しんだ自宅のほうが勉強がはかどるタイプだったから。
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人には自分に合った勉強スタイルが存在する。
私は高校の時に教師によってそれを見事に崩されたので、
勉強が一気に嫌いになった。
もう一生勉強したくないと今でも本気で思っている。
勉強は自分のためにするものだとわかっていても、
頭も身体も受け付けない。
それが甘えだと言われても。
他人が自分以上に自分をわかっているなんて絶対にない!
自分の学習方法は何が何でも揺るがせてはいけないことを後から気づいた。
もっと昔から自分自身を信じてあげるべきだった・・・と今は後悔している。
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ではでは。
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